ものづくりの現場では様々な加工がなされますが,不可避かつ様々な外乱の結果,意図せず欠陥が発生することがあります.溶接・接合においては,外からは見えない内部欠陥が発生し,これは継手性能を低下させるため,検査が必須です.しかし,欠陥発見後に後戻り工程が生じ生産効率が低下することや,検査そのものが難しく欠陥が発見できない対象があることなどが問題になっています.従来,施工後に行われている内部欠陥等検査を,インプロセスで計測しその場で品質保証ができれば生産技術の革新が期待できます.計測・検査工学領域では,レーザ超音波法による動的・非接触なその場超音波探傷や溶融池モニタリングとAIを組み合わせた溶込み推定といった,インプロセスに適用できる先進的な高度計測法を研究・開発しています.
大阪大学大学院工学研究科 マテリアル生産科学専攻
構造化デザイン講座 計測・検査工学領域
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