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レーザ/イオンビーム複合成膜加工装置は、新しい組成をもつナノオーダーの薄膜形成と、クリーンな材料表面の加工現象を解明する装置です。
本装置は二基の真空チャンバーをもとに構成されていて、超高真空の成膜チャンバーでは、負金属イオン源を用いて直接成膜を行ったり、成膜された基盤にエキシマレーザ光を照射して、アニーリングを行います。そして、一方の高真空の複合加工チャンバーは、Ar、N2、等のラジカルビームを照射しながらエキシマレーザ光や、Nd : YAGレーザ光によるレーザアブレーション、微細加工を行うことができます。また、この装置は高速ビデオカメラを備えており、レーザビームによる高真空状態での、クリーンな材料表面の溶融プロセスや、加工現象の解明ができるようになっています。 |
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(主な附属装置の規格) | |
成膜真空チャンバー(誠南工業製) | 容積50L 真空度5×10−9 Torr |
複合加工真空チャンバー(誠南工業製) | 容積40L 真空度1×10−8 Torr |
負金属イオン源 NMIBS-CS02(SKION社製) | イオン源 Cs エネルギー 5〜300eV |
ラジカルビーム発生器(バキュームプロダクツ製) | 高周波出力 13.6MHz 500w |
エキシマレーザ COMPex110(ラムダフィジック社製) | ArF195nm 出力12w、KrF248nm 出力25w |
YAGレーザ JOL-R60(イエナオプティック社製) | 波長1.06μm 出力60w |