研究テーマ
構造物や工業製品に生じうる損傷・破壊の特徴とメカニズムを把握し,実働下の性能・安全性向上のために,材料特性・継手性能,および,構造性能を階層横断的に評価する構造化インタラクティブ評価手法の構築を目指した教育と研究を行う。
現在の主要研究テーマ
- ローカルクライテリオンによる鋼構造の破壊安全性・健全性評価
- ダメージメカニックスによるき裂の成長解析と脆性破壊への遷移限界評価
- 材料損傷・破壊クライテリアの解明と数理シミュレーションモデルの構築
- 材料の組織特性を考慮した延性・靱性・疲労破壊のマルチスケール評価
- シャルピー衝撃靱性の破壊力学的評価手法の構築
- 変形履歴を考慮した大変形繰返し荷重下での変形能シミュレーション
- 微小領域の強度・破壊靱性評価のための微小材料試験法の開発
- 合理的構造性能評価・靭性要求のための破壊Transferability評価手法の国際標準化
- 中厚板構造への高エネルギービーム溶接の適用拡大のための継手性能評価
- 強度ミスマッチ・溶接残留応力の影響を考えた高強度溶接構造の破壊性能評価
- 高強度・高圧天然ガスパイプラインの歪ベース設計手法の構築
- 高強度鋼溶接部の水素割れ限界評価手法の開発