Research
プラズマ材料工学(PME)
半導体、電子セラミクス、オプトガラス材料、エネルギー材料、複合材料など、 現代の先端材料の開発にとってなくてはならない「プラズマ材料工学」の総合的な研究(プラズマの生成、物性、そして材料開発への応用)を行なっています。
- プラズマの特徴と様々な分野での"プラズマ"の利用
気体にさらにエネルギーを注入すると高いエネルギー状態であるプラズマ状態になります。このエネルギー状態を利用すると、平衡状態・プロセスでは実現できない様々な性質が発現します。 - 次世代電池電極材料の開発
様々な次世代移動体への蓄電技術の導入が検討される中で、容量と充放電サイクル性の両立が不可欠です。本研究室では、プラズマの特徴を活用することで高品位かつ大量生産を実現可能な電池材料開発を進めています。具体的には、プラズマの高温性・非平衡性を用いた物理・材料組織制御を通じて多様な構造を持つナノ電極の高速製造を可能にしています。本研究室では、プラズマ内での構造化過程の基礎研究を進めるとともに、様々な設備を用いた電池の製作・評価を進めています。 - 単結晶ニアネットシェイプーAD技術
新たなプラズマ領域の開拓も進めています。メゾプラズマ領域で発現するナノ粒子生成前のナノクラスターの成膜前駆体を利用すると特異な変形挙動から従来の数桁速く単結晶の高速成膜が可能になります。これを所定の領域にのみ堆積させることで、ニアネットシェイプのデバイス化が期待されます。さらに原料に粉体を利用する事で、更に高速・低コストな新たな製造パス開発を進めています。



